木地着色塗装編  tokiwa-kai

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BEFORE… AFTER^^/
アイバニーズのPGM500ポールギルバートモデルのリフィニッシュに挑戦です^^gこのギターは依頼品で「友人になんとかしろ」と言われたそうで、若々しいデザインから一気に渋い色調への変化ということで頼まれました。
試奏させていただきましたが、なかなかおもしろいギターです♪ソロとかの単音弾きは最高でした。早弾き向けですね。さすがアイバニーズ&ディマジオ^^

このギターは木地にニスで着色をしてからのナチュラル塗装という方法でリフィニッシュします。




とりあえず色を剥ぐのですが、部品を外す時に配線の図を控えました^^;今まで見たことのないセレクタ−にいろんな線がくっついていたから、念のためにということで^^,
色を剥いで分かったこと。この「f」マークはただの塗装でした。なんかバインディングみたいなのが埋まっているんじゃないかと思ってましたけど、ひとつ悩み解決です^^g
普段は色はぐのがめんどくさいんですけど、このギターは杢がチラホラ見えたので、すんごく楽しんでできました。
ひとまず荒研ぎは終了です。(カッタウェイ部はまだです^^;)。この段階で240番で削っています。
いろんな場所に天然の杢があってすごいです♪単板での天然杢は初見です!!
感動した(笑)
ひとまず色はぎは完了です。ナチュラル塗装なのでサンディングシーラ−をすべて落としました。落とすなら全部落とす、落とさないなら全部落とさない。これナチュラルリフィニッシュのキレイに仕上げるコツです。
また、もし削り傷が残ってしまっても目立たない様に縦一方向にペーパーをかけるのがベターです^^削り傷が残らないのがベストですけどね^^;
この仕上げ削りは320番のペーパーを使用しました。
そしてハンドルに取り付け水性ニスで着色しました。この水性ニスは、濃い状態だとムラが出るので、水で薄めてから少しずつ着色していきました。刷毛で少量とり、縁でしごいてから塗る。時間はかかるけど、仕上がりを考えたら丁寧に作業したほうがいいでしょう。
おかげで結構ムラもなく仕上がったと思います^^
このへんから、ボディの杢が目立ってきましたね♪立体的に浮かんできている杢がかなりかっこいいです。
そして塗装です。ウッドシーラ−を軽く吹き、クリアーを塗りました。今回はサンディングシーラ−は塗りませんでした。薄くしたいということと、この木材は目が詰まっているので不要と判断しました。
予想通り、染み込みもなく、あっさりと塗料がのりました^^
塗装方法はもはや説明することもないでしょうけど、垂れさせないように注意です。多少の肌荒れは研磨でどうにかなりますんで^^;
あ、このようなトップとサイドの角度が直角に近い物は、角部分に気持ち多めに塗装してください。研磨で剥げる可能性大です!!
乾燥後、おおまかに研磨をしました。木目が強すぎてあまり写り込みはないけど、暗い所から明るい所を反射させると、かなり写りました。しっとりとしたツヤも大人のギターって感じでナイスですね^^
このツノ部分の杢がかなり好きです♪
ネックトップも同じような要領で着色&クリアーといきました。このネックの裏もすんごい虎が入ってます。
虎虎ギターですな^^

総評 部品と組み込み終了です。最初のスタイルからするとだいぶ落ち着いた感じになりましたね^^
『昔不良だったおじさん』みたいな、隠しきれない荒々しさがかっこいいです^^
もちろん試奏もしました。いやいや、いいですね♪早弾きヘタクソな僕でもうまくなった気分に浸れました^^;
依頼をして下さったKさん、ありがとうございました。



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