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まず色研ぎから。写真撮るのは簡単だけど写真を撮るまでが大変なんです^^;やはり一番時間のかかった部分でしたね。
このボディはポプラということですが、ポプラという木材を初めて見ました。アッシュっぽい木目で導管が深くないから扱いやすい材です。
あ、ブリッジのアンカーを打ち直すために、この段階ですでにメイプルの端材を埋めて仕上げています。 |
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全体を研ぎ仕上げたらまずはネックから。ネックはオイルフィニッシュにしています。ここはオーナーさんのこだわりの部分ですので曲げるわけにはいきませんでした。
境目をどうしようか迷いましたが、ボディのスルーネック部分の接着面からオイルフィニッシュにしました。 |
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このブリッジのスタッドとアンカー。スタッドはフロイドオリジナル物でアンカーはジャクソンオリジナル。実は径が合ってないのです^^;ですので垂直にするとスルスルと抜ける。。実際は弦やスプリングの張力で演奏中に動くことはないと思いますが、爆弾なのでここはフロイドのアンカーを使います。 |
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現在開いている穴系は約13mmでフロイドは10.4mmですので、色研ぎの際に埋木をしていました。画像にあるのが今回取り寄せたフロイドのパーツです。
この位置決めは非常に大切なんで、何時間も確認しましたよ(笑)
位置を決めたら10mmの位置に紙テープを貼ります。これはドリル入れる時に外周の表面ががめくれないようにするためです。 |
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そしていざドリリング!!一発勝負!!失敗したらまた埋木から。。。やはりハンドドリルじゃなくボール盤ですね。垂直に入れることができます。このボール盤は僕は持っていないので、工芸家先生宅の作業室を拝借しました。
近くにギャラリーもいて緊張しました^^;緊張のあまり思わず笑みが出てしまいました(笑) |
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そして仮にアンカーを仮に入れ(アンカー系より小さいため上にのせる感じ)計測、、、、
見事に74mmでした♪
いや〜よかった^^これでアーミングも問題なくできそうです。
なんかもう完成したような気分^^; |
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そして塗装に入ります。この塗装についてもオーナーさんの意見を尊重し極力薄く塗装。木地着色にウッドシーラー、そしてクリアーで仕上げます。もちろんオールラッカーです。 |
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そして磨きました。クリアーもいつも塗る半分以下の量しか塗っていなかったので、完璧なツルツルに研磨はできませんでしたが、ラッカー特有のしっとりしたツヤは出ました。
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そして組み込み&配線改造。当初は1VOL、1TONE、PUのONスイッチ×3というレイアウトでしたが、1VOLにトグルスイッチ(リヤとフロントPU)、で余ったミニスイッチで、ON-OFFスイッチ、センターPUミックスSW、そしてフロントPU+リヤコイルタップのシリーズSWを入れてみました。PUはフロントからHS-3→ジャクソン→ダンカン(59だったかな?)。すべてのPUをポッティングし直しています。
とりあえず第一期は完成となりました。 |
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しかーし!いざ弾いてみるとフロントPUがハウリングを起こしました(><)てことでもう一度ポッティングをし、配線も大幅に見直し。ついでにオーナーさんの奏法上の希望でスイッチクラフトのトグルSWからクリックのしっかりしたミニトグルSWに変更、ミニスイッチも色を黒のに変えました。
またトグルSWをフロントからフロント→リヤ→リヤに変えました。 |
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しかーし!しかーし!!まだフロントのみハウリングを起こします(ToT)もうこれはPU自体がいけないなと思い、ダンカンのホットスタック(ポッティング済み)に変更。ミニスイッチのレイアウトもON-OFFスイッチ、センターPUダイレクトSW(セレクター位置に関わらず強制的にセンターPUになる)、リヤのコイルタップSWに変更。セレクターは相変わらずフロント→リヤ→リヤです。
これで大丈夫だろと思っていましたが、まだ若干ハウりました^^;しかし以前の無差別ピー音ではなく、位置により鳴るフルアコっぽいホア〜ン音になりかなり改善されました。
フロント位置がなにか振動のポイントになっているのでしょう。スルーネックのオールラッカー、、、なにかこの辺が問題ありのかもしれません。 |