仕上げ 磨き編   tokiwa-kai


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BEFORE… AFTER(^^)/

塗装(着色、ナチュラル)の最後の仕事です。ほとんどの方がこの磨き行程を知らないのではないでしょうか?この作業こそ楽器をキレイに仕上げる秘けつなのです。
作業前に準備する材料は[#1000〜#1500水研ぎペーパー]、[コンパウンド(細目と極細目があるとgood)]、[つまようじ&木工ボンド]、それと水を溜めることができる容器、だけです。ぜひやってみてください。




まずは干していたギターに下準備をほどこします。各ビス穴に木工ボンドを付けたつまようじをめいっぱい差し込みます。ボンドはつまようじの先に少々つけてください。
『なぜ?』これは今から作業するのに水を使うからです。穴から水がボディに染み込むのを防いでくれます。これをしないと後々ボディがふやけてくることもありますから必須作業です。
ボンドが乾いて透明になったら作業開始です。
いよいよ研磨に入ります。この時の使用ペーパーは#1000ペーパー。ペーパー水に浸してボディを研磨します。この時ペーパーはマメに水をつけましょう。また、時折ペーパーを見て塗装かたまりがないかを確認し、かたまりとかゴミとかあれば、ペーパーを水で洗い流します。ゴミが付着したまま研磨すると塗面に傷が残るので注意です。
あとは研磨のしすぎに注意です。研磨しすぎると塗装からやり直しになります。何ごともほどほどが良い^^;
画像で分かるでしょうか?黒線右が研磨したあとです。白くなっているのが分かると思います。白くなったらOKです。またこの白い部分の中に透明の斑点がある場合はまだ、表面が平らになっていないわけですが、研磨しすぎると塗装が完全になくなる可能性もあるので、斑点はある程度は妥協しましょう。(クリアーを厚く塗れば、その分は研磨の許容範囲は広がりますので完璧に平らにしたいならクリアーを厚塗りしてください。5〜6回塗れば平らに仕上がると思います)
白い付着物は『クリアー』を削っている証です。これが、着色塗料の粉が出れば[すりすぎ]です。その場所だけクリアー塗装をしなおしてください。
全体的に研磨するのですが、部品を取り付けたら隠れる部分は研磨しなくてもよいでしょう。このペーパー研ぎも曲面部の削りすぎに注意です。また、ビス付近も隠れるので磨く必要はないでしょう。つまようじを目印にしてください^^
最後の最後、コンパウンドでの磨きです。これはなにも考えずに磨いてください^^磨けば磨くほどツヤがでます。全体的に細目のコンパウンドで磨いて、疲れてきたら極細コンパウンドにチェンジです。磨く時の布はなるべく柔らかい布を使用してください。
ゴールは目の前です!!がんばれ〜^^g"
総評

たばこの名前がはっきりボディに写るようになりました^^v楽器塗装に限らず、塗装は最後の仕上げが大切です。実は私の本業は自動車整備士兼塗装士なのです^^;イヤな仕事の知識がこんなところで役にたつとは…
着色塗装でクリアーを塗らない場合でも、この磨きを行えばキレイに仕上がりますよ。


ツヤが出ない場合の原因
1.磨く際の布がかたい
2.磨く布の目がコンパウンドで詰まっている
3.コンパウンドの目が粗い
4.磨き終わったあともコンパウンドが取れていない。
5.力を入れすぎて磨いている。

布にかたまったコンパウンドが残ると思いますが、これは磨いた塗料を吸収しているからです。このようなコンパウンドは役目終了です。このまま使っても逆に傷が付いちゃいます^^;きれいな布に替えて磨きましょう。
磨く際の布は、柔らかいのがいいのです。まずは布とかスポンジとかで磨いて、最後の仕上げはバフとか。。。おすすめは安い軍手です^^。上等なかたい軍手ではなく1ダース200円くらいの(笑)。安い軍手は上等な軍手と違って生地が柔らかいしスカスカしてますので、結構つかえますよ。実際僕は安軍手で仕上げてます。
あと車のワックスを拭き取るクロスなんかもおすすめです^^
また、コンパウンドが取れきれていない可能性もあります。そういう場合はポリッシュクリーナー、ワックスなどで磨いて、残っているコンパウンドを取り除けばピカピカになることもあります。


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